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大きさ比較.jpg

​9.5mm

​7.0mm

​3.0mm

真珠のサイズについて

 アコヤ真珠におけるサイズは、約2.5mm~10mmの幅があり、10㎜を超えるものは極めて稀です。アコヤ真珠の場合、一般的に0.5mmごとに選別され、価格に反映されます。

南洋真珠の場合は約8㎜~20mmの幅があり、14mmを超えると希少性も高まります。

​サイズと希少価値

 最も多く養殖されているサイズは、7から9mmの間です。年にもよりますが、宇和島の一級品入札で10㎜を超える大きさは全体の約5%前後になります。その中でも品質が良いものとなると、さらにその希少価値が高まります。同じ大きさでも、中の核の大きさよって、まきの厚さが異なります。したがって、同じサイズなら、大きい核を入れて短期間で養殖したものよりも、小さい核を入れて長い時間をかけて養殖したものの方が、高品質の真珠ができやすいと言えます。

真珠の核とは

 真珠の核とは、真珠の芯にあたる部分です。これを、貝の内側に挿入し、真珠層が重なったものが真珠になります。核は主にアメリカのミシシッピー川に生息する「ドブ貝」という2枚貝の貝殻を、球形に加工し使用されます。核にも品質があり、真円で傷がなく、成長模様の線や、色が入っていないものが良質とされ、良い真珠ができる確率が上がります。

ベビーパールについて

 ベビーパールとは、5mm以下の小さい真珠のことを言い、その中でも3mm程度ものを「細厘玉(さいりんだま)」と呼びます。現在では養殖量も少なく、希少化にともない、価格も上がる傾向にあります。

 ベビーだからと言って、成長過程の赤ちゃんではなく、極めて細かい核を使用しています。ネックレスを作る為には、100個以上の真珠を使うことになります。そのため、一級品のネックレスは価格も高額になります。

(※ベビーパールの大きさの明確な基準はなく、各社により異なる場合があります)

南洋真珠はなぜ大きい?

 それは真珠を育む母貝の種類と、生息域の違いによるものです。南洋真珠とは南の海に生息する、白蝶貝や黒蝶貝によって生み出される真珠を言います。白蝶貝の中でもゴールデン系の色素の強いものは、インドネシア・フィリピン・マレーシアの海域で生み出されます。ホワイト系の色素が強いものは主にオーストラリア北部のアラフラ海で生み出されます。黒蝶貝は、主にタヒチで養殖され、貝自体が黒色の色素を持っています。このような地域は、極めて水温が高く、母貝自体の大きさもアコヤ貝の数倍の大きさがあります。

​オーストラリア産 白蝶貝
天成真珠 貝殻比較
​日本産 アコヤ貝
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